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2007/12/3 月曜日

ツノ

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:52:38

チャイコフスキーの組曲《くるみ割り人形》の中に、小型の鍵盤楽器チェレスタで奏でられる“こんぺいとうの踊り”という楽曲が入っています。
小さなコンペイトウが踊ったら、きっと このような音がするのではないかと思わせる可愛らしい曲ですが、昔ながらの菓子店以外ではコンペイトウを見かけることも少なくなりました。

ルイス・フロイスなる宣教師により、ポルトガルから持ち込まれたコンフェイトスという砂糖菓子がコンペイトウのルーツで、織田信長が たいへん感激したといわれています。
ざっと400年以上も前のことです。
長崎から、京都、大阪を経て江戸へと広まっていったそうですが、南蛮渡来の砂糖菓子など とても とても高価なこと この上なく、一般庶民が口にする機会など殆どない贅沢品でした。

1648年(貞享元年)頃、国産品を長崎で作るようになっても貴重品であった点は変わりなく、幕府へ献上するための たいせつな菓子だったと記録されています。
面白いことにコンペイトウの角(突起)の数は『天地六合に かなった整数でなければならない』と決められていて、36個と定められていたというのです。
担当の役人が献上品のコンペイトウの角を数えていたとも、角が36個以外のコンペイトウを売ってはいけないという規則があったとも伝えられています。

コンペイトウは、よく熱した鉄鍋にグラニュー糖の粒を多量に入れ、その上から熱い砂糖水を少量ずつふりかけては冷ます、その作業を繰り返して作りますが、日に8時間から10時間、それを1~2週間 続けるうちに、あの可愛らしい角が できてくるそうですから、驚きます。

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