» 農業政策

2017/12/18 月曜日

農業政策

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:04:56

『寒仕込み』や『寒造り』と表現されるように、日本酒は寒い季節に造ります。
酒(日本酒)は【御神酒:おみき】の名でも知られるように、本来は神事や先祖を祀る行事ごとに仕込み、供物にされていたものだったのです。
中世の頃には四季に応じた醸造法があり、春酒、夏酒など、それぞれの季節特有の美味い酒造りを行っていました。

冬の酒造りは江戸時代になってからのことで、これは幕府の農業政策によるものです。
かつては現在とは比較にならないほど豊作・凶作の差がありました。
原材料となる米の作柄に応じて、秋の刈り入れ後に酒の醸造用へ割り当てる分を決め、食糧不足を招かないようにしていたそうです。

この政策の結果、季節労働者としての杜氏が誕生するに至ります。
冬が農閑期でもあったことから、都合も良かったというわけです。
江戸時代中期には【醪:もろみ】から絞った酒(原酒・濁酒)を発酵が進みすぎて酢にしてしまわないよう、貯蔵法が発達していったことも、大きな理由の1つでした。

以来、12月から2月頃までの寒い時期に酒を仕込むことが習慣となり、継承されてきているのです。

コメント (0) »

この記事にはまだコメントがついていません。

コメント RSS

コメントをどうぞ

You must be logged in to post a comment.