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2016/10/24 月曜日

逃避行

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:47:32

晴天に恵まれるシーズンの大安吉日ともなると、街中や電車の中に結婚式帰りと見受けられる方々が視界に入ります。
挙式の形態は多様化しているようですが、引き出物と思われる大きな紙袋を手にした留袖姿の御婦人というのは、やはり一定数お見かけするものです。
当の新郎・新婦は、新婚旅行へと出かけていくのでしょう。

新婚旅行はハネムーンといわれます。
もちろん この語句は『蜂蜜』の【honey】と『月』の【moon】から成る合成語です。
新婚の夫妻が ふたりきりで過ごすための『蜜のように甘い旅行』だと考えられがちですが、語源は まったく違います。

蜂蜜は栄養価の高い食品で、消化吸収も良く、古代ローマの時代からあった蜂蜜酒は長寿の酒として親しまれてきました。
その昔はスタミナ源の1つとされていたようです。
新婚の夫妻は子供が授かるように、ひと月の間 蜂蜜酒を飲み続けたそうで、それがハネムーンの語源になったといいます。

また、古代スカンジナビアでは略奪婚が主流であったため、娘を(花嫁として)奪い去った若者は、娘の父親から赦しを得られるまで ふたりで逃避行を続けたのです。
気象条件も厳しいスカンジナビアですから、その間の栄養補給としても蜂蜜酒は重宝されました。

ハネムーンと称して新婚の夫妻が旅行に出かけるのは、そういった風習の名残だと考えられているのです。

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