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2008/10/27 月曜日

二人のアトラス

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:52:58

《アトラス ── 宇宙学者の考察》
メルカトル図法で知られる地図学者ゲラルドゥス・メルカトルが手がけ、その息子ルモルトが完成させた16世紀の地図帳のタイトルです。
表紙には天空を支えるギリシャ神話の巨人アトラスが描かれていたことから、いつのまにか欧米では地図帳をアトラスと呼ぶようになり、日本でも外来語としてそのまま定着しています。

ティーターンという巨神族のアトラスは、ゼウスを倒そうと戦いを挑み、破れ、世界の西の果てへ送られました。
全能の神に逆らい敗れた罰として、天空を支える柱を背負うことになったといいます。

そのような神話から、メルカトルの地図帳の表紙にアトラスが描かれたと考えられているのですが、そのイラストは“天の支柱を背負った男の姿”ではなく、“両手に地球儀を持った男の姿”となっています。
なにやらモデルとされたのは実在の人物で、最初に地球儀(らしきもの)を作ったとされるリビアの王・アトラスではないかとの説もあるようです。

ゼウスを倒そうとした男か。
あるいはリビアの王か。
今となっては確かめようもないことですが、どちらにせよ地図帳をアトラスと呼ぶようになった きっかけには相違ありません。

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