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2017/3/21 火曜日

良薬(ほど良く)口に苦し

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:45:59

魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように甘い。
そう語られ、世界各国で飲用されているコーヒーは、11世紀にアラブ諸国で飲まれ始めたものです。
『一種の薬として胃によい』とされ、その頃は乾燥させた生豆を砕いて煮出した、今のコーヒーとは まったく異なる飲み物だったといいます。
豆を焙煎してから煮出し、現在のような香りと苦味のある焦げ茶色の飲み物になったのは、13世紀半ば以降でのことでした。

コーヒーに含まれるカフェインやタンニンは快い刺激をもたらします。
コーランで飲酒を禁じられているイスラム教徒にはこの刺激が歓迎されたようで、日常の飲み物へと次第に変化していったのです。

中国から禅宗の僧によってもたらされた茶も、当初は薬用だったといいますから、同様の変遷があったのでしょう。

15世紀になってヨーロッパに伝わった頃、やはり最初は喉の炎症や風邪による発熱に効くとされ、コーヒーは薬に位置付けられていたようです。

コーヒーの木は数種類ありますが、エチオピアを原産とする“アラビアコーヒーノキ”が世界の生産の90%以上を占めています。
俗にいう“アラビカ種”です。

手軽なために広く普及したインスタントコーヒーを作り出したのは、実は日本の科学者でした。
加藤さとり という人物が 1901年(明治34年)に シカゴで作りました。
その後、アメリカ軍が兵士のために大量生産し、現在に至っているということです。

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