» 2015 » 11月

2015/11/24 火曜日

高原のクマさん

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:47:27

スペインの首都マドリードはイベリア半島のほぼ中央にあります。
標高655メートルの、ヨーロッパでは1番高い所に位置している首都です。
北と北西はグアダマラ山脈、南と南西は乾燥したラ・マンチャ地方に続き、東には荒れた石灰質の丘が広がるという、気候的、地理的に異なった3つの地域の接点にもなっています。

9世紀後半、マドリードはアラビア語でマジュリートと呼ばれる集落だったのだそうです。
8世紀初頭に北アフリカのイスラム勢力が侵入してきたことから、有名なアルハンブラ宮殿を筆頭に、スペインには殊の外イスラム色が残されています。

マジュリートがマドリードと表記されるようになったのには、1つのエピソードがありました。

19世紀半ば、母親と一緒にピクニックに来ていた子供たちがクマと遭遇してしまったのです。
山桃の木に登って避難した子供たちは、母親に
「Madre huid !! / お母さん、逃げて!!」
と叫びました。

それが縮まり、“Madrid / マドリード”になったということです。
この国を旅行したアンデルセンも紀行文に書き残しました。

マドリード市の紋章はクマが山桃の木によじ登ろうとしている図で、この名まえの由来を表しています。

2015/11/9 月曜日

彩りの秋

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:47:55

秋の青空に、夕日に、ひときわ映える紅葉は風情があるものです。
小学校の理科でも習うように、葉の色が変わり落葉するのは“広葉樹”です。
表面積の広い葉をつけたままでは水分が逃げていく一方で、木 本体まで枯れてしまう危険があります。
そのため、気温が下がり根の働きが弱くなる頃になると、木々は葉を落として水分の発散を防ぎます。

葉の付け根に“離層”という細胞層ができ、葉から枝(茎)への養分の移行が遮断されます。
それによって葉で合成されたデンプン質は葉に蓄積されたまま糖に分解され、同時に低温によるクロロフィル(葉緑素)の老化がおこり、アミノ酸へと分解させます。

カエデのような葉が紅くなる木々は、この糖とアミノ酸からアントシアニンという色素が合成されて紅くなるわけです。
葉が黄色くなる木々は色素を作りません。
葉緑素の老化と共に緑色が失せていき、元々から備えているカロチノイドの色が目立ってくるために黄色くなります。
葉が茶色くなる木々では、糖とアミノ酸からフロバフェンという茶色くなる色素が作られます。

夏と秋の寒暖の差が大きい年は紅葉が鮮やかだといいます。
これは夏によく晴れた日が続くと光合成が盛んになることから多量のデンプン質が作られ、秋以降の急激な冷え込みで葉緑素の分解スピードが進むからです。

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