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2015/8/24 月曜日

禁断の木の実とは?

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:27:58

アダムとイヴは、この世に登場した最初の人物として聖書に書かれています。
永遠の楽園といわれるエデンの園で暮らしていた2人はヘビに唆されて禁断の木の実を食べ、それによってエデンの園から追放されるのですが、この禁断の木の実は何故か一般にリンゴということになっています。
ところが聖書には『園の中央にある木の実』と書かれているだけで、リンゴという記載はどこにもありません。

中央アジア(カザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタン)原産で、暑さには弱いリンゴです。
アダムとイヴが全裸でも快適に過ごせたエデンの園に、果たしてリンゴが育ったでしょうか。

“禁断の木の実 = リンゴ”という説は、ミルトンが1667年に書いた《失楽園》が発端でした。

一説によるとリンゴは魔力を持った果実とみなされていたため、禁断の木の実と考えられたということです。
ブドウやアンズやバナナという説もあるようです。
また、アダムとイヴはイチジクの葉で躰を隠したことから、イチジクの実ではないかとの説もあります。

リンゴが一般的になったのは、デューラーやホルバインなどの画家たちが知恵の木の実をリンゴで描いたからだともいいます。
その根源を辿ると古代ギリシャに遡ります。

聖書ができるよりも前に作られていたギリシャの壺に、リンゴとヘビの絵が描かれたものがあるのです。

ヘスペリーデスの園にある、百の頭を持つ竜・ラードーンが守っていた黄金のリンゴを、ヘラクレスが盗み出すというギリシャ神話に基づいた絵柄の壺で、後年の画家はこれを流用したようです。

2015/8/10 月曜日

永久には非ず

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:32:31

磁気は、分子を構成する原子核の周囲を回っている電子の自転や公転がもとになっています。
電子はマイナスイオンを持つので自転でも公転でも磁気を作りますが、殆どの物質は自転の方向が逆向きの電子と対になっているため、自転ではその物質に磁性は生まれません。

鉄のように磁化されやすい物質というのは、自転が対になっていないのです。
これは分子レベルの小さな磁石ということから“分子磁石”と呼ばれます。
その物質の原子の熱運動のため、分子磁石はそのままでは向きが不規則ですが、磁場があたえられるとNとSが引き合って一定方向に整列します。
すべての分子磁石の向きが揃ったとき、その物質は一方がN極、反対側がS極の磁石になるわけです。
ところが1度磁化されてN極とS極の方向が決まっていても、強い磁場を受けると逆方向に磁化されます。

かなり強い磁場をあたえられないと逆磁化せず、磁化の大きさが変化しない磁石を永久磁石といいますが、やはりなにごとにも永遠や永久はありませんでした。
いわゆる永久磁石も、ある一定の条件が加わると磁力を失ってしまいます。
その条件が高温です。
鉄の場合は約770℃で磁性が消えます。

これを発見した人物が、キュリー夫人ことマリー・キュリー(マリア・スクウォドフスカ・キュリー)の夫として知られる、ピエール・キュリーでした。
そのため、磁性の消える温度は“キュリー点”“キュリー温度”と呼ばれます。

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