» 2014 » 10月

2014/10/27 月曜日

働き者

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:27:50

以前、『働きバチ(ミツバチ)は1日6時間しか働いていない』というCMがありました。
観察データによれば、実際に働いている個体は全体の50%~60%ほどで、残りの“働きバチ”は巣の中で毛繕いをしていたり無意味にウロウロしていたりするそうです。
もちろんハチは昼行性ですから、働くのは昼間のみで、日没後は巣に戻ります。
それではやはり“働きバチ”なる名称はアテにならないのかというと、決してそうではないのです。

ミツバチの世界には人間社会のような週休2日などといった制度はありません。
(『スズメバチにはある』という話も聞きませんが……)
人間の一週間の労働時間を単純に
《8時間 × 5日間 = 40時間》と計算してみましょう。
ミツバチの場合
《6時間 × 7日間 = 42時間》ですから、大差は生じません。
当然ミツバチには夏季休暇や年末年始の休暇もないので、その点を考えればやはり『働いている』ことになります。

また、ミツバチは生まれた時期によって仕事量が大きく異なり、そのため寿命さえ違ってくるということは意外と一般に知られていません。
巣全体の活動が盛んになる初夏では、女王バチや幼虫への給餌、蜜や花粉の採集、巣の補修などに忙しさを極めます。
その時期の成虫は、わずか半月から1ヶ月強という短命なのです。
反対に、ほとんど巣が活動しない越冬期を過ごす個体では、4ヶ月~5ヶ月の間生きています。

ヒトとは比較にならないほどはるかに短命な“働きバチ”の実勤6時間が、彼女らにとってどれほど長い時間なのかを考慮すれば、“働きバチ”はたいへんな働き者だということになります。

※ 働きバチは すべてメスで、オスは(他の巣の“次期 女王バチ”と交配するために)交尾期にのみ発生します。
ハチの針は産卵管が変化したものです。

2014/10/14 火曜日

アラル海・続編

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:21:13

2007年8月20日付で記したことが現実になってしまったようです。

http://www.artmemory.co.jp/monoyomi/?p=73

今月に入って、“世界で4番目に広かった湖・アラル海、ほぼ消滅”というニュースが報じられました。
『アラル海』で検索すると湖の消滅に関する多数の項目が出てきます。
かつて琵琶湖の100倍もあったという湖が、50~60年の間に『ほぼ消滅』といわれる状況にまでなってしまったのですから、人類史上最大の環境破壊に数えられるのも当然でしょう。

紀元前1世紀頃に並々と水を湛えていたとされるロプノール湖は、4世紀頃に干上がった後タリム川の流れの変化によって1920年代に再び湖となったため、さまよえる湖の異名で語られます。
ロプノール湖は約1600年周期で移動するという説があるものの、検証には至っていません。
また現在ではタリム川のダム建設等もあり、ロプノール湖から水は消失しています。

敦煌、トルファン、楼蘭といったシルクロードの遺跡群と、さまよえる湖の伝説は、考古学者や探検家の心情をかきたてるロマンにつながる逸話もありますが、アラル海の現状には厳しいものを感じるのみです。

次のページ »