» 2014 » 7月

2014/7/28 月曜日

花咲く山

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:32:05

氷河期の植物の生き残りといった要素が色濃い高山植物は、低温、強風、養分の少ない土壌、紫外線量の多さなど、他の植物には不利とされる厳しい条件下で育ちます。
反面、このような環境でなくては育ちにくく、他の植物との競争力が弱いのです。
氷河期には広く低地にも分布していた植物が、地球が暖かくなるにつれて勢力範囲を広げてきた暖地性植物によって高地に追いやられた品種。
それが高山植物ということになります。

『高い山』
そういって真っ先に連想される日本の最高峰・富士山ですが、意外にも高山植物が見られません。
富士山は1707年(宝永4年)の大噴火まで何度となく噴火を繰り返してきた、造山体系から見れば比較的新しい火山です。
高山植物が定着するだけの“時間”が『明らかに不足している』わけです。
300年前まで噴火が起きていたことにより、地表は多孔質の溶岩、火山礫、砂などに覆われ、水分を保持する土壌ではありません。

日本アルプス山系のように山脈が連なっている場所では、コマクサ、クロユリを はじめとする高山植物が見られます。
しかし、単独でそびえる独立峰の富士山は、近隣の山から風に乗って種子が運ばれることがないのです。

富士山で多彩な高山植物が見られるようになるまでには、まだまだ長い“時間”を必要とします。
気の遠くなるような歳月の果てに、いつか人類が“高山植物に彩られた富士山”を目にする日が来るのでしょうか。
そうあってほしいものです。

2014/7/14 月曜日

革命の裏側

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:41:41

1789年7月14日、バスティーユ牢獄の襲撃によってフランス革命は始まりました。
革命軍に勝利をもたらした背景の1つは、プロシア軍に蔓延した赤痢だったという裏話があるのです。

フランス革命は革命軍が国王軍を倒して決着がついたかのように思われていますが、決してそうではありません。
民衆の蜂起に端を発した騒乱が王政を覆すような事態になってしまっては、当時の他のヨーロッパ諸国にとっても脅威です。
1792年、オーストリアとプロシアの連合軍は、フランス革命軍と戦闘に入ります。

革命軍といっても大半が戦闘には不馴れな、急遽かき集められた市民だったこともあり、一気呵成に勝利を手中にしたわけではないのです。

まさしく『天が味方した』とでもいうのでしょうか。
雨が降り続け、プロシア軍はカビの生えたパンや泥水のような飲料水を口にする羽目になったといいます。
その不衛生な状態から赤痢を発症する兵士が急増し、まともに戦える者は3割ほどでしかなかったのだそうです。
結果的にオーストリア・プロシア連合軍は降伏せざるをえませんでした。

第一次世界大戦で戦死した者の数より、当時 大流行したスペイン風邪で亡くなった者の数のほうが多いということはよく知られていますが、似たような裏話がフランス革命時の赤痢だったというわけです。

次のページ »