» 2014 » 5月

2014/5/26 月曜日

箱入り

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:33:18

ネピア、スコット、エリエール、ホクシー、さまざまな銘柄が出回っているティッシュペーパーですが、かつてティッシュペーパーの代名詞となっていた商品はクリネックスでしょう。
化粧落とし用の“クリネックスティシュー”として、1924年(大正13年)にアメリカで開発されました。
そして『ティッシュペーパーといえばクリネックス。クリネックスといえばティッシュペーパー』というほど馴染み深いものになっていきました。

若い頃の常盤新平さんは、その“クリネックス”なる単語が何のことなのかわからなかったそうです。
日本でティッシュペーパーが初めて生産されたのは1953年(昭和28年)、普及し始めたのは、さらにその後10年を経た頃だったといいます。
40代半ば以上の年代の皆さんは、『ハンカチ、チリ紙を忘れないように』という幼稚園や小学校の注意事項を憶えているのではないでしょうか。
今では“チリ紙”も見かけなくなりましたね。

柔らかさと強さ、この相反する特徴が追究された結果、ティッシュペーパーは2枚重ね構造となったのです。
化粧落としとして顔に使うため、柔らかさは欠かせない要素でした。
薄くすることによって柔らかさは出せますが、薄すぎては破けやすくなり、使いにくくなってしまいます。
そこで2枚重ねにする案が採用されたのだそうです。
日本工業規格(JIS)が適用されるのも、柔軟性を持たせるためのシワ加工(ドライクレープ)を施した2枚重ねの平判ティッシュペーパーに限定されています。
(ポケットティッシュは対象外)
かつては1箱の枚数も300枚(150組)入りと400枚(200組)入りの2種類とされていましたが、改定され、最近では320枚入りや、360枚入りなど、種類も増えているようです。

2014/5/12 月曜日

花の名まえ

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:22:34

蘭といえば高級な花の代表格です。
種類も豊富で、栽培や品種改良に情熱を傾ける愛好家も多いといいます。

ギリシア神話に登場する半人半獣の自然の精霊・サテュロスの息子のオルキスは、酒の神ディオニュソスの祭の日に泥酔して女官を犯し、罰として八つ裂きにされてしまいます。
サテュロスにとっては決して誇れる息子ではなかったといえ、それはあまりに酷いと嘆き、オルキスを生き返らせてくれるよう神々に頼んだのです。
そしてオルキスは蘭の花に姿を変え、生き返りました。

英語では蘭を【Orchid/オーキッド】といいますが、語源はギリシャ語の【Orchis/オルキス】で、これは【睾丸】の意味です。
蘭は通常2つの塊根を持ち、その形状が睾丸に似ていることから、根を原材料にして作った飲料を精力剤や媚薬として売られていた時代もありました。

美しく高級な花、蘭にとっては迷惑な逸話かもしれません。
可愛らしい青い花や薄いピンクの花を咲かせるイヌノフグリも、『ずいぶんじゃないか?!』と声をあげそうです。
しかし考えてみれば花や根や果実は植物の繁殖に関わっているわけですから、意外と含蓄があるようにも受け取れます。

次のページ »