» 2014 » 3月

2014/3/24 月曜日

必要な光

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:22:56

熟成前の青いトマトを白・赤・黒の布で覆い、太陽に当てて育ててみると、以下のような結果が出たそうです。

白い布を被せたトマト → ごく普通に育った。
赤い布を被せたトマト → 熟し過ぎて発酵するまでに至った。
黒い布を被せたトマト → まったく熟さず、しぼんでしまった。

すべての色の波長をほぼ透過させる白は植物に必要な光がトマトに届き、通常どおり育ちました。
赤の波長を透過する赤い布の場合、刺激が強過ぎてトマトは発酵。
黒はすべての色の波長を吸収してしまい、必要な光が伝わらなかったというわけです。

トマトだけに限った話なら、『あぁ、そういうものなのか』で済んでしまいます。
ところが人間の場合も同様の影響があるというのです。
常に黒い服ばかりを着用していると必要な光が遮断され、皮膚が萎びる(つまりシワが増える)傾向も否めないそうなので、これは中年期以降の女性ならずとも気にかかるところでしょう。

色は神経にも作用し、消化器系の働きに影響をあたえます。
飲食店のテーブルクロスに白や赤を基調としたものが多いこと、医師や看護師をはじめとする医療関係者が白衣を着用していること等々、それらの背景には色彩がヒトに及ぼす諸々の事情があったのです。

2014/3/10 月曜日

キツネ:哺乳綱/ネコ目(食肉目)/イヌ科/イヌ亜科

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:52:56

秦氏は新羅から渡来してきた豪族といわれますが、その一族の【秦 伊呂具:はた いろぐ】が711年(和銅4年)の ある日、餅を的にして弓の練習をしていたところ矢が当たる前に餅が三つに割れ、白鳥になったといいます。
白鳥の後を追っていくと稲荷山の峰に降り立ち、そこには稲が生えてきたのだそうです。
驚いた伊呂具は社を建てて祀ったと伝えられます。
それが全国に約三万はあるとされる稲荷神社の総本社、伏見稲荷の始まりだということです。

稲荷は秦氏の氏神であり、農耕神でもありました。
平安時代末期になると、元々はインドの民間信仰の対象となっていた鬼が密教に取り入れられて仏となった荼枳尼天への信仰が流行ったそうで、平清盛も深く信仰していたといいます。

荼枳尼天は本来 狐とは無関係でしたが、日本では何故か狐に乗った天女の姿で描かれています。
伏見稲荷は東寺の鎮守でもあり、真言密教から影響を受けた稲荷神の眷属の狐が荼枳尼天と習合していったようです。
稲荷 ・ 荼枳尼天 ・ 狐 は、このような経過を経て、つながっていきました。
豊川稲荷では荼枳尼天が祀られています。
狐は稲荷神そのものではなく、眷属です。
古くから里山に棲息し、人と遭遇する機会が多かった生物であったことも、神の使いとされた背景でしょう。

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