» 2013 » 8月

2013/8/26 月曜日

おめでとう

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:54:31

世界で1番唄われているのは、《ハッピー・バースデー》だといいます。
確かに 1年・365、ときに 1年・366日、毎日が『誰かの誕生日』なわけですから、いつも必ず世界中のどこかで唄われているというのは納得です。

ところがこの歌、元々は《グッド・モーニング・トゥ・オール》という幼稚園用の歌でした。
ケンタッキー州で幼稚園を経営していたヒル姉妹が 1893年頃に作詞作曲をしたもので、朝、教室に来た子供たちを迎えるための歌だったそうです。
1924年、歌の本がダラスで出版されたとき、2番の歌詞として現在のハッピー・バースデーがお目見えしました。
すると、この歌は瞬く間に浸透していったのです。
《ハッピー・バースデー・トゥー・ユー》とタイトルを変更した 1935年には大流行し、今では大人から子供まで誰もが知っている“世界の歌”となりました。

『往年のヒット曲◇◇◇は、最初レコードのB面に入っていた』というような話を時々耳にしますが、世界中で唄われるバースデー・ソングも、似たような経緯を持った歌だったのです。

2013/8/12 月曜日

お尋ね申す

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:36:50

『彼』というと現代では一般に“男性三人称”を表しますが、日本語の古語では二人称を表します。 (現代語での『あなた』に相当)
屋外では照明など ないに等しかった時代、夕方の薄暮の時間帯に相手が誰なのかを尋ねたところから『たそがれ』という語句が発生したとされます。
かつての発音は『たそかれ』 漢字では『誰そ彼』と綴り、『誰ですか、あなたは』という現代訳になるわけです。
薄暗くなる時間帯には出会った相手の顔の判断がしにくく、そこで相手に確認する必要が出てくることから、夕暮れの頃を『たそがれどき』と称するようになりました。

 誰彼と 我をな問ひそ
 九月の露に濡れつつ 君待つ我を

柿本人麻呂が詠んだ《万葉集》の歌です。

薄暮の時刻は魔物が出歩く危険な時間帯と考えられ、『逢魔がとき』という呼び方もありました。
そのような時刻であったためか、出会う相手の素性を確認したのだともいわれます。
明け方の薄明るい時刻も人の顔の見分けがつきにくく、こちらは『かはたれ(彼は誰』というのだそうです。

昨今では、少々疲れてボーッと見るとはなしに窓の外を眺めているようなとき、
「何、たそがれてんの?」
などと表現することがありますが、決して本来の言葉の意味ではありません。

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