» 2013 » 7月

2013/7/22 月曜日

陰陽五行

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:22:30

「◇◇を させたら、○○サンの右に出る者は いない」
“その道に長けた人”に対して、そのように言うことがあります。

これは古代中国の陰陽五行説に基づいた表現です。
万物は相反する二種類の《気》から成り立つとされるのが陰陽五行説で、それらは《陰》と《陽》に分類されます。
日と月、上と下、左と右、紅と白など、それぞれ前者が陽で後者が陰となります。
家の造りも同様とされるため、座敷には上座と下座があるわけです。
2名の者が横に並ぶ際は、左側(向かって右側)が《陽》となるのです。

昨今、団地・マンション形式の集合住宅が増加し、一戸建ての家も旧来の日本家屋は少なくなる傾向にあります。
昔ながらの門構えを持つ家も減っていますが、表札はまず《向かって右側》に掲げられます。
門や玄関の《陽》の位置、すなわち上座にあたるのが《家の中から見た左側》です。
したがって、外から見た場合には右にくるということになります。

よく『かまぼこ板を表札にする』という笑い話を聞きますが、標準的な表札のサイズは縦六寸(約18cm)・横三寸(約9cm)なのだそうです。
古代中国の『満つれば後に欠ける』という思想を背景に、1から10のうちでは9が最も良い数字と位置づけられ、天の数、天子の数として神聖視されました。
そのため家の顔としての役割を持つ表札も、縦横合わせて九寸になる大きさを良しとしたようです。
畳もまた縦六尺・横三尺になっています。

2013/7/8 月曜日

特大キャンバス

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:14:17

ナトリウムは黄色。
カルシウムはオレンジ色。
マグネシウムは白色。
さて…、これらは果たして何のことでしょう?

答は花火です。
アルカリ金属などの塩類を火薬に混ぜると、それぞれの元素が燃えるときに特有の発色が見られます。
花火の色の変化は、この炎色反応を利用したものです。
打ち上げ花火の玉の中には、火薬を丸めて和紙で包んだ“星”と呼ばれる小さい火薬の玉が いくつも つめられています。
“星”の中の火薬にナトリウムやカルシウムを混入させ、夜空を彩る花を咲かせるという仕組みです。

そんな花火も、元々は、遠隔地に軍事情報を伝える手段として発達したものだといいます。
江戸時代には各藩が独自の花火や狼煙の開発を進めていたそうで、特に熱心だったのは仙台の伊達家だったということです。
伊達家の江戸の屋敷は築地にあり、その実演を眺めようと隅田川に遊覧船を出すようになりました。
これが両国の川開き・隅田川の花火大会のルーツだといわれています。

かつて岡本太郎さんが『芸術は爆発だ!!』と言うコマーシャルがありましたが、花火は夜空に描かれる“炎の瞬間芸術”であり、『爆発が芸術になった』といえるのではないでしょうか。

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