» 2013 » 4月

2013/4/22 月曜日

捨てないように

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:23:54

Eメールやワープロソフトの普及によって、最近は実際に文字を書く機会が激減しています。
それでも まだまだ“消しゴム”の出番は意外と多く、この先も文字は消しても、消しゴム自体が消えることはなさそうです。

ただし消しゴムとはいっても現在はプラスチック製のものが大半を占め、ゴム製のものは殆ど見られません。
プラスチック製消しゴムは、1950年代に作られた子供向けのビニール消しゴムが改良されたもので、1970年代になってからはより改良が重ねられ、現在に至っています。

消しゴム本体を包んでいる紙ケースは、邪魔にして捨ててしまってはいけません。
プラスチック製消しゴムは、原材料となる合成樹脂に、柔軟性を持たせる可塑剤を混ぜて作られます。
この可塑剤、プラスチックを柔らかくする溶剤として使われているだけに、プラスチック製消しゴムをむき出しのまま同じようなプラスチック製のペンケースなどに入れておくと、ペンケースをも溶かしてしまうのです。
下敷きに消しゴムがくっついてしまうのも、理由はまったく同じです。
紙ケースは それを防ぐためであり、単なるメーカー識別のためのものでもなければ、デザイン性を重視したものでもありません。

2013/4/8 月曜日

麻呂

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:26:17

小さな漁船から大きな客船まで、日本の船に最も多い名まえが“◇◆丸”というものです。
DQNネーム、キラキラネームといわれる読みづらい名が登場する以前、女児の名というと“△▼子”が主流だったように、船の名でポピュラーなものは“◇◆丸”です。
これは主に男性名の接尾語に用いる“麻呂”が訛ったものだとされます。

古来より日本には言霊信仰があり、いろいろな物を擬人化する文化の背景にもつながっています。
船に限ったことではなく、楽器、刀、馬、犬など、大切にしている道具や動物に“◇◆丸”と命名することで『特別な魂が宿る』と考えられてきました。
四方を海に囲まれた島国の日本では、船が重要な道具であり乗り物だったわけです。
反面、背中合わせのように海難事故の危険も切り離せません。

ハイテク技術など皆無で航海術も未発達だった時代、決して充分とはいえない海図を頼りに海へと出ていった先人たちは、漁や船旅の無事を祈願する意味から船に“◇◆丸”と名づけたのです。
技術の発達と共に、安全は単に“運を天にまかせて祈願するもの”ではなくなり、言霊信仰は薄れていきましたが、船に“◇◆丸”と名づける習慣は残りました。

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