» 2012 » 11月

2012/11/26 月曜日

賞味期限

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:50:16

庶民の食卓の優秀な栄養源として馴染み深い納豆は、今さらいうまでもない発酵食品の1つです。
味噌、醤油、ヨーグルト、チーズなど、発酵食品は多数ありますが、ときどき発酵と腐敗は混同され、『腐らせて作っているのだろうか?』との誤解を招いてしまいます。
特に人によっては好き・嫌いが分かれる納豆など、『腐った大豆』と不名誉な表現をされることもありますね。

発酵は有益な細菌や微生物が繁殖することで起こります。
それに対し、腐敗というのはカビや有害な微生物が食品を劣化させてしまうことですから、両者は まったく違うものです。

腐っているわけではないからこそ、発酵食品にも賞味期限が記載されています。
食品衛生法による賞味期限とは、『定められた方法で保存した場合に品質の保持が可能と認められる期間』ということです。

納豆を見ると、表面が白っぽくなっています。
これは有益な“納豆菌”が元気(?)に繁殖している証拠で、古くなった納豆は この白っぽさが失われてくるのです。
糸の引き方も悪くなり、苦味も出てきます。
発酵食品といえども、新鮮さの目安であり、美味しく食べることが可能とされる賞味期限は重要です。

2012/11/12 月曜日

始まりは、ウシ

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:37:20

平安時代の貴族は朝廷に参内する際、牛車を利用しました。
黒い漆塗りの牛車は、現代に当てはめるなら、お抱え運転手さん付き・黒塗りベンツやロールスロイスといったところでしょうか。
個々にナンバープレートが付けられたベンツやロールスロイスなら、車種や色がまったく同じであっても区別はつけられますが、平安時代の牛車には当然ながらナンバープレートなど付いていなかったわけです。
同じような外見の牛車がズラリと並んでしまうと、見分けさえつきません。

そこで、金蒔絵の印をつけ、判別をしやすくした──。
これが家紋の始まりです。

それは牛車のみにとどまらず、衣装や家具調度品などにもつけられるようになっていったのです。

時代が武家社会に移行していくと一族郎党の旗印に用いられ、戦の場では敵と味方を識別するための必要不可欠なものとなりました。
さらに時代が下がる頃には、家紋は公家や武家だけのものではなく、庶民も持つことが許されるようになり、紋付の着物、食器類などが主に冠婚葬祭の場で使われ出したのです。

家紋があるのは、世界中でヨーロッパの貴族社会と日本だけだといわれます。
日本の家紋は約12,000種類ほどになるそうで、植物をモチーフにしたものが多いのは、魔除けになると信じられていたからだという説が有力です。
アルファベットの【A】は角を持った牛の顔を表したものだと伝えられますが、日本の家紋のルーツにも牛が密接に関わっていたという点を面白く思います。

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