» 2012 » 9月

2012/9/24 月曜日

キャラバンの小麦粉

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:41:58

イタリア料理といえばまずパスタというぼど、今ではすっかり定着している食材です。
イタリア語で『練りもの』を意味し、菓子類も含めて小麦粉を練って作る製品全般が“パスタ”と呼ばれます。
日本ではスパゲッティーのような麺状のものが特に馴染み深く、たらこ、納豆、高菜など、和風の具財とも相性が良いことから、多様なアレンジのものが次々に増えているようです。

あらためて云うまでもなくスパゲッティーは穴のないパスタで、穴あきのパスタがマカロニですが、そうやらこれはアラビア人が考えたものらしいのです。
砂漠の旅を生業にしていた商隊・キャラバンは、食事のための小麦粉を持ち歩いていました。
水と混ぜて練り込み、腐らないように、また保存がきくように乾燥させたわけです。
乾燥しやすいように穴をあけたものがマカロニのルーツなのです。
穴があることでソースをからめるにも好都合でもありました。

小麦粉を練った食品は紀元前5000年頃に中央アジア地域にあったという説も有力で、それが西方に伝わり、食文化の発達していたイタリアでパスタとして発展したようです。
パスタが日本に入ってきたのは1890年代後半で、東京・新橋のコックがイタリアから持ち帰ったのが最初とされます。
カレーやカツレツなどと同様、当時はまだまだ珍しい料理で、庶民には殆ど馴染みがありませんでした。

2012/9/10 月曜日

アタリ ・ ハズレ

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:39:50

室町時代、六代将軍を決定する際、有力守護大名たちの意見が一致しない事態となります。
しかし将軍を空位にしておくわけにはいきません。
結局、石清水八幡宮で行われた籤引きによって、複数の候補者の中から足利義教(三代将軍・足利義満の三男)が選ばれました。

将軍を籤引きで?!
この嘘のような本当の話に、現代人は驚くやら呆れるやらといった感しきりですが、その習慣が“おみくじ”として残っているのです。

元々は古代に“祭りで神に仕える役割(神役:しんやく)を選出するための籤”が、“おみくじ”でした。
その他、農地に用水を引く順番や漁場の割り当てなど、話し合いだけでは なかなか解決に至らないような問題を決定するとき、“おみくじ”が活用されたといいます。
有間皇子は、謀反の企てを実行するか否かを、“短籍:ひねりぶみ”という籤で決めたそうです。
(細く切った何枚もの紙に決定すべき事柄を記し、それを籤にするもの)
また、臣下に褒美の品をあたえる際、聖武天皇は“短籍”に『仁』 『義』 『礼』 『智』 『信』の五文字を記し、その籤引きで何をあたえるかを決めていました。

今のような個人の吉凶、運勢を占うタイプの“おみくじ”が盛んになったのは、江戸時代に入り、大きな寺社へ人々が参詣客として集まるようになってからです。

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