» 2012 » 6月

2012/6/25 月曜日

社会面

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:29:43

一般社会で起きた事件の記事が掲載されている新聞の紙面は、俗に“三面記事”といわれます。
ところが、実際に新聞を見れば よくわかるように、決して第三面には掲載されていません。
もちろん3つの面にわたって掲載されている記事でもありません。
それでいて何故か、社会面の通り名は三面記事です。

新聞ができた当初、その紙面は現在の一般紙やスポーツ紙の半分の大きさの型でした。
いわゆるタブロイド判というもので、形が小さいだけでなく、1枚の紙を2つ折りにした第一面から第四面までの簡素な構成だったのです。

一面が広告。
二面が政治ならびに経済。
三面が社会。
四面が文化記事や小説。
という構成で作られていました。

社会面とされた第三面には、スキャンダルやゴシップ記事なども掲載されることが多かったのです。
三面記事というと多少の揶揄を含んだ呼称となっている背景は、新聞が四面構成だったことにあります。
紙面も充実し、面数も約10倍になった現在、社会面は位置こそ最終面の裏側ではあるものの、結果として第三面ではなくなったわけです。

2012/6/11 月曜日

水の容器

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:52:14

梅雨どきになると花を咲かせるアジサイは、代表的な日本原産の花です。
万葉集にもアジサイを詠んだ歌があり、平安時代以降になると『あぢさゐ』という表記で題材になる機会も増えてきます。
挿し木や接ぎ木で比較的容易に増やせることから、鎌倉時代に入ると園芸用に栽培されるようになりました。
一般に“花”だと見なされている部分はガクで、実際の花は中央部の小さな箇所です。

アントシアニンという赤い色を出す色素によりアジサイの色は変化していくのですが、これには土壌も大きく影響しています。
青を発色させるために必要な物質はアルミニウム。
どのような土壌にも多かれ少なかれ含有するものの、酸性土壌の場合は水分にアルミニウムイオンが溶け出し、根から吸収され、青く色づくわけです。
中性、あるいはアルカリ性土壌の場合にはアルミニウミイオンが溶け出さず、根から吸収しないため、赤(ピンク)系の色になります。
同じ株(木)であっても地中に伸びた根の位置で、アルミニウムイオンの吸収に差異が起こり、1本の木に青い花(ガク)と赤い花が混在するケースも出てくるのです。

色の変化から、花ことばは『移り気な心』とされているアジサイですが、鬱陶しい梅雨の季節に人々の目を楽しませてくれる花の1つであることは確かでしょう。
雨に濡れ、色を変える、【水の容器 / ヒドランジア】という学名を持った、梅雨に似合う植物です。

次のページ »