» 2012 » 4月

2012/4/23 月曜日

丸い虹と魔女の宴

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:18:38

ブロッケン現象を御存知でしょうか。
1142メートルほどのドイツのブロッケン山で よく見られることから そう呼ばれるようになった、山岳の気象現象の1つです。
太陽や、稀には明るい満月などの光源を後方にした際、雲や霧に虹状の輪が映し出されます。

このブロッケン現象を人が背にすると、あたかも光の輪に囲まれたように見え、ちょうど『後光が差している』状態になります。
現代科学で考えれば至って簡単なことですが、いにしえの人々にとっては まさに神秘そのものと感じたのではないでしょうか。
阿弥陀如来が現れたとも考えられてきたようで、江戸時代の僧・播隆が槍ヶ岳で見たと伝えられています。

日本では阿弥陀如来が姿を現したとされてきたブロッケン現象も、その名の由来となったブロッケン山では“ブロッケンの妖怪”と呼ばれているそうです。
この山は、4月30日から5月1日にかけて魔女たちが集まり、饗宴を繰り広げる場だと言われてきました。
“ヴァルプルギスの夜”です。
魔女たちは神々と酒宴に興じ、大々的な祭りを催し、春の訪れを待つのだといいます。
同時に“ヴァルプルギスの夜”は、春の遅いヨーロッパ中北部で広く行われる行事でもあるのです。

2012/4/9 月曜日

発掘

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:29:38

○○財宝、◇◇の埋蔵金といった、伝説の宝探しは忘れた頃になると話題に出るうえ、中には私財を注ぎ込んで実際に発掘を試みる人もいます。
ところが本当に出てきたという話は、なかなか見聞きしないものです。
出てきたら出てきたで、また、所有権を巡って厄介な話になるかもしれません。

金銀財宝の類いではなくとも、出てしまうと同様に面倒なのが遺跡です。
住居などを建てようとした土地に遺跡がある可能性が見込まれた際は、文化財保護法によって『待った』がかかってしまいます。
遺跡の重要度によっては工事は中止となります。。

実は年間で、約8,000件ほどの発掘調査が行われるといいます。
殆どが行政発掘と呼ばれる、道路工事、及びビル建設のための事前調査だそうですが、もしも重要遺跡の可能性が出てきた場合には、専門家によって納得がいくまで掘ったり埋めたりの作業が繰り返されることになるのです。
報告すると工事の計画の変更を余儀なくされたり、中止せざるをえなくなったりすることから、悪質なケースでは故意に破壊してしまうこともあるといいます。

地方の古い住居の中には、家そのものが重要文化財の指定を受けているようなことがあり、
「釘ひとつ打つにも気を使う」
「雨漏りを修繕するのも儘ならない」
と、意外な悩みに直面するそうです。

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