» 2011 » 5月

2011/5/23 月曜日

フルネーム

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:52:40

「あなたの お名まえは?」
そう尋ねられて答えられない者は、まず いません。
要するに『自身の姓名は正確に言える』という前提が あります。

…が、かの“天才”ピカソは、自身の名を覚えていなかったというのは、有名なエピソードです。

彼のフルネームは、
《パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・ド・パウラ・ジャン・ネポムチェーノ・マリア・ド・ロス・レメディオス・ド・ラ・シプリアーノ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ》
という、まるで落語の寿限無を彷彿させるトンデモナイ名まえでした。

祖父や父を はじめとする、7人分もの名まえを盛り込んであるうえ、ヨーロッパの慣習に則り、もっとも神聖とされる名を最後に付けるなどの結果、このようなフルネームになったのだといいます。
“シプリアーノ・サンティシマ・トリニダード”とは、キリスト教における“神・キリスト聖霊”の三位一体を意味する言葉で、まったく以って寿限無そのものです。

さまざまな願いの込められた、愛情も思い入れも深い命名ではあったのでしょうが、出生地であるスペインのマラガ市役所に記録として残されているだけで、ピカソの生涯には殆ど無縁だったそうです。
なにしろ本人が覚えていなかったのですから。

2011/5/9 月曜日

未発見

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:22:35

“フェロモン”という言葉は、よく知られています。
ファーブルが《昆虫記》の中で、メスの蛾がオスを性行動に誘うときに出す物質を“性フェロモン”と紹介したことに端を発しているため、意外と昔から知られている言葉です。

他には、ゴキブリが仲間を集める“集合フェロモン”、アリが道を教える“道しるべフェロモン”などが有名でしょうか。
粘着式のゴキブリ捕獲剤にも利用されています。

フェロモンは匂いと混同されがちですが、化学物質ではあっても匂いのように嗅覚器官でとらえられるものではなく、鼻の鋤鼻器官(ヤコブソン器官)というところでキャッチされます。

ヒトの場合、成長すると鋤鼻器官は退化すると考えられ、フェロモンの存在は疑問視されていました。
ところがヒトにも鼻の隔膜の基部辺りに鋤鼻器官の存在が認められ、その上皮には感覚細胞が機能していることがわかったのです。

これらのことから、ヒトにも生殖行動や異性に働きかける物質が存在するのではないかと考え、研究する機関もあります。
しかし今のところ、異性を強烈に惹きつけるような物質は見つかっていません。

 

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