» 2008 » 4月

2008/4/14 月曜日

とてもピンボケ

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:14:04

デジタルカメラが主流になり、これまでの“フィルムを入れて撮影するカメラ”の使用頻度は少なくなっています。
実際に焼いてみなければ写りの良し悪しが判断できない従来のカメラと異なり、デジタルカメラは
「あッ、駄目だ。 もう1回 撮り直し」
と、その場で対処できる利点があります。

幕末に写真が伝わってきてから約150年。
しかし加速度的な変化は、ここ10年の間のことです。

かつて長崎に写真館がオープンした当初、巷間で『写真を撮られると寿命が縮まる』などど噂され、写真を撮りにいく者はめったにいなかったそうです。
人や物の姿形が“そのまま写る”ということが、興味をそそられながらも、人々の胸中からはそれ以上の不安が拭えなかったといいます。
そんなところから『魂が吸い取られる』といった滑稽なまでのデマが生まれ、広まっていきました。

また、当時は中央部に最もピントが合い、周辺部は(中央に比べて)ぼやけてしまう傾向がありました。
要するに“真ん中に位置する人が 1番はっきり写った”のです。
はっきり写れば写るほど、より魂が強力に吸い取られていると思い込まれていたせいで、
「3人並んで写真を撮ると、真ん中の者の命が縮む」
といった、とんでもない迷信が生まれてしまったわけです。
写真の科学的な原理や、初期の技術的な背景など おかまいなしに、デマや噂や迷信ばかりが それこそ F1並みの音速で人々の間に飛び交っていきました。

写真を取られるたびに寿命が縮んでしまうものなら、グラビア・アイドルや人気タレントの皆さんなど、1年間で 5~6歳ずつ 年をとっていってしまいますね。

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