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2007/8/20 月曜日

南北 極地の氷だけではなく…

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:14:17

中央アジアのウズベキスタンとカザフスタンの国境に、アラル海という湖があります。
アフガニスタン、パキスタンそして中国が国境を接しているパミール高原を源流とする、アムダリヤ川とシルダリヤ川が流れ込む この湖は、かつて世界屈指の透明度だったといいます。
1960年以前には 67,000平方キロメートル。
面積が世界第4位だったアラル海ですが、1990年頃には約半分の38,000平方キロメートルにまで縮小しています。
アムダリヤ川とシルダリヤ川で1950年代終盤から旧ソ連の大規模な灌漑工事が始められ、アラル海へ流れ込む水量は激減しました。

このままではアラル海は消滅してしまうという専門家の警告により、灌漑工事は中止されたものの河川からの流水量は減り続け、水位の低下から1991年には湖は南北に分離してしまいました。

湖でありながら“アラル海”と名が付いているのは塩水湖のためで、以前は塩分濃度1%ほどの、漁業にも適した環境だったのです。
ところが水量の減少により塩分濃度も3%近くに上がり、多数の種類の魚が死に絶え、漁場は消滅。
塩分濃度の上昇は河川や地下水にも影響を及ぼし、それらが飲料水として使えない地域も出てきてしまいました。
また、露出した湖底の塩分を含んだ砂が近隣の農地を荒廃させています。
あと7~8年のうちに、アラル海が消滅してしまうと予測する専門家さえいるそうです。

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