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2007/6/11 月曜日

日常茶『飯』事

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:14:10

至って普通に我々の食卓へ並ぶ御飯、つまり米を炊いたものですが、稲作が始まったとされる弥生時代の頃は粥にして食べていたといいます。
時代が下ってセイロが伝わると、米は蒸して食べるようになっていきました。
その調理法が赤飯で、餅米にアズキやササゲを混ぜ、セイロ蒸しにして作ります。
民俗学によれば、米は炊いて食べるよりも蒸して食べるほうが、早くから普及していたようです。

鎌倉時代末期の《厨房類記》によると、宮中では三月三日(上巳:じょうみ)、五月五日(端午:たんご)、九月九日(重陽:ちょうよう)の節句には、赤飯を膳に加えると記されています。
赤飯が祝いの席に出されることについては、赤い色が縁起の良い色であったという説もありますが、元々は白米よりも古くからあったという赤っぽい色の古代米を模しているという説もあるそうです。
東南アジアの稲作圏には赤い米を常食、あるいは儀式に用いる地域も残っています。

また、焼き畑で農業を行っている地域では、輪作のサイクルに必ずアズキが組み込まれます。
そのため米にアズキを混ぜて食する習慣があり、その応用が赤飯だとも考えられているのです。

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