» 2007 » 4月

2007/4/9 月曜日

こ・ろ・ん・だ…???

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:14:33

試験に合格した受験生や選挙に当選した政治家が“ダルマ”に目を描き入れる ─── 。
まるで決まりごとのような、お馴染みの光景です。

6世紀頃に実在したインドの高僧・達磨大師は、中国の崇山(少林寺)に入り、壁に面して9年間の座禅を続け、禅の奥義を悟ったと伝えられます。
この『面壁九年』の故事に倣って作られた“起き上がり小法師”が、江戸時代に玩具として たいへんな人気商品になったのだそうです。
底に錘を入れた赤い張り子の人形は、倒しても必ず起き上がってきます。
達磨大師が高僧であったことも手伝ってか、倒れても必ず起き上がってくる人形の姿に不屈の精神が投影され、縁起物として全国的に定着していったわけです。

また、『倒れない』というところから『倒産しない』との解釈で、商売繁盛の祈願に飾られていることが多いのも特徴です。

東京・調布の深大寺では腹の部分に『元三大師』と書かれた“阿吽のダルマ”があります。
これは天台宗の慈恵大師(比叡山18代座主)の別名で、この“ダルマ”の右目には招福の象徴だとされる【阿】の文字が入っています。
祈願が成就したときには左目に【吽】の文字を入れ、奉納するのが慣わしです。

次のページ »