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2006/12/25 月曜日

マッチは不要

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:52:29

1848年にアンデルセンが発表した《マッチ売りの少女》で、少女は売れないマッチに火を灯して暖をとり、クリスマスツリーやテーブルいっぱいに並んだ御馳走や、優しかった お婆さんの幻想をみながら天に召されていきました。
このマッチ、最近では あまり使われなくなってきたものの1つです。
暖房も風呂も台所のガステーブルも自動点火なうえ、寒い屋外などで温まる際には“使い捨てカイロ”が重宝されています。

火も点けないのに発熱する使い捨てカイロは、鉄が錆びるときの酸化熱を利用したものです。
鉄粉、塩(酸化ナトリウム)、活性炭、水分、これらが使い捨てカイロの中身です。

 § 空気に触れる表面積を多くするための細かな鉄粉
 § 鉄の錆びを促進させるための塩分と水分
 § 活性炭は(吸着力の強さで)より多くの空気を取り入れる役割

使用時に揉むのは、中身へ空気を送り込む行為となり、酸化の速度が上がります。

使っているうちに固まってきたものを もう1度 崩すと また発熱することは、意外に知られていないようです。
また、活性炭を使用しているため、発熱効果が なくなった後は靴箱などの脱臭剤にも利用できるのです。

携帯電話の普及により、TVドラマや映画のストーリーも ひと昔前とは違ってきたといいますが、アンデルセンも現代に生きていたら《マッチ売りの少女》は書けなかったのではないかと考えられます。

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