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2006/9/19 火曜日

1000の名を持った花

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 2:45:43

【ヒガンバナ / 彼岸花】
秋の彼岸を彩る鮮やかな赤い花です。
秋の彼岸の頃に咲くことから、そう名付けられています。
別名の【マンジュシャゲ / 曼珠沙華】はサンスクリット語(梵語)からの音訳で、『美しい赤い花』 『天上に咲く花』という意味を持っています。

このヒガンバナは1000以上もの異名を持ち、彼岸に起因した【仏花】 【お盆花】 【葬式花】などを はじめに、墓地でも自生することから【地獄花】 【死人花】 【葬式花】 【幽霊花】とも呼ばれます。

鱗茎にアルカロイドを含んでいる有毒植物であるため、【手腐花】 【疫病花】 【耳欠花】などの呼ばれ方もあるようです。
しかし そのアルカロイド成分故に、生薬として用いられてきた側面もあります。
また、澱粉質を多量に含んでいることから、水に さらしてアルカロイドを抜き、飢饉のときの最後の非常食にしたと記録されています。
よく土手や田畑の畝に群生しているのは、人の手によって植えられたものだということです。
毒性は かなり強いので、草木も食べ尽くしてしまった果ての最後の最後になってからでなければ、食べることはなかったといいます。

【かんざし花】 【勲章花】という別名もあり、これらは子供が花をそのように用いて遊んだことが背景になっているようです。
欧米では園芸種として品種改良が重ねられ、白や黄色のヒガンバナも出回っています。

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