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2006/6/5 月曜日

ジューン・ブライド

Filed under: 未分類 — アートメモリー @ 0:48:02

6月というと、日本では梅雨特有のジメジメしたシーズンですが、イギリスやフランスなどのヨーロッパ中北部では ようやく陽の光が降り注ぎ、良い季節となる頃です。
高緯度に位置するため長い冬を過ごさざるをえない こららの地域では、6月は祝福に値する月だといいます。

ローマ神話の全知全能の神ジュピター(ギリシャ神話ではゼウス)の妻・ジュノー(ギリシャ神話ではヘラ)は、6月・june の語源で、結婚生活の守護神とされます。

また、ローマ神話の かまどの女神・ヴェスタが聖なる火を司り、6番目に位置することからも、6番目の月と関連づけられたという説も有力です。

オリンピックの聖火は別名“ヴェスタの火”とも呼ばれ、古くはローマ教皇によって選ばれた6名の処女“ヴェスタリン”が守りました。
ヴェスタリンに選出されると30年間に及ぶ多大な名誉が与えられたといいますが、処女であり続けることが義務化され、そのためにヴェスタリンは貞節の象徴となったそうです。

ヨーロッパ中北部の気象条件と、これらの伝説が密接に関わり合い、祝福すべきジューン・ブライドという習慣が定着するに至りました。

日本では、梅雨のない北海道でもない限り、6月の結婚式・披露宴は出席する側から不評を買いそうですから、これもまた『所変われば何とやら…』といった事柄の1つといえますね。

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