アートメモリーのブログ、2011年05月のアーカイブ

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善跏椅座・半跏椅座


仏像の姿勢には立像(りゅうぞう)・坐像(ざぞう)・臥像(がぞう)の三種類があります。

前回に引き続き坐像の種類を紹介していきます。

倚像(いぞう)とは台の上に座った像のことで、善跏椅座(ぜんかふざ)と半跏椅座(はんかふざ)などの種類があります。
善跏椅座とは台に座り、両足を踏み下げてそろえたかたちです。
半跏椅座とは台に座り、右足をまげて左膝の上においたかたちです。
半跏椅座は菩薩像にのみみられるかたちで、広隆寺の弥勒菩薩の半跏思惟像が大変有名です。


2011年05月30日

半跏坐・輪王坐・蹲踞坐


仏像の姿勢には立像(りゅうぞう)・坐像(ざぞう)・臥像(がぞう)の三種類があります。

坐像には前回紹介した以外にも様々なかたちがあります。

半跏坐(はんかざ)・半跏趺座(はんかふざ) - 結跏趺坐のように両足を曲げてそれぞれの足の付け根につけるのではなく片足のみ曲げて、もう片方の足はのばした座り方です。

輪王坐(りんのうざ) - 如意輪観音にみられる、方膝をたてた座り方です。

蹲踞坐(そんきょざ) - 正座のようなかたちのお尻を地につけない座り方です。

 


2011年05月29日

結跏趺坐(けつかふざ)について


仏像の姿勢には立像(りゅうぞう)・坐像(ざぞう)・臥像(がぞう)の三種類があります。

坐像は座った姿の仏像で、様々な種類があります。
代表的なものは「結跏趺坐(けつかふざ)」というもので、これもさらに「降魔坐(ごうまざ)」と「吉祥坐(きっしょうざ)」の二種類にわけられます。
降魔坐とは右足を曲げて左足の太ももの付け根のところに置き、つぎに左足を曲げて右足の付け根のところに置いた座り方です。
吉祥坐とは降魔坐の左右を逆にした座り方です。


2011年05月28日

立像(りゅうぞう)について


仏像の姿勢には立像(りゅうぞう)・坐像(ざぞう)・臥像(がぞう)の三種類があります。

立像には両足をそろえて直立した「正立像」、片方の足を軸にして立ちもう片方の足をやや楽にかまえて少し腰をひねった「屈斜勢像」、歩いている姿をとらえた「経行像(きんひんぞう)」などがあります。
このほかにも少々前かがみの姿勢をした「侍立像」や金剛童子などにみられる右足を曲げ身をくねらせた「丁字立像」などもあります。


2011年05月27日

智拳印と法界定印について


密教における印で重要なものには智拳印(ちけんいん)と法界定印(ほっかいじょういん)があります。
智拳印とは、金剛界曼荼羅の大日如来の結ぶ特有の印です。
両手とも親指を中にいれ拳を握り、左手は人差し指を立て、その第一関節を右手の拳でにぎり、胸の前にもってきたものです。この印は大日如来の偉大な智慧を示すといわれています。
法界定印とは、胎臓界曼荼羅の大日如来の結ぶ印です。
かたちは釈迦の五印の定印と同じものですがこれをとくに法界定印と呼んでいます。


2011年05月26日

九品来迎印について


仏教では人間をその能力や素質、信仰の深さにより、九つの段階(九品 - まず上品・中品・下品に分け、さらにそれぞれ上生・中生・下生に分けます)に分けます。
そして阿弥陀如来は人の臨終に際し、極楽から迎えにくるときに、これから亡くなる人の段階を見極め、それにふさわしい印をあらわすとされています。
この九つの印の総称を「九品来迎印」といいます。
それぞれ、へその前で手を組むのが上生、胸の前に手をもってくるのが中生、右手を上にし左手が下になっているのが下生です。さらに親指と人差し指を合わせるのが上品、親指と中指を合わせるのが中品、親指と薬指を合わせるのが下品となります。
また、上生を定印、中生を説法印、下生を来迎印といいます。


2011年05月25日

降魔印(ごうまいん)について


お釈迦様がさとりをひらいたとき、悪魔がやって来てその邪魔をしました。そのときにお釈迦様は結んでいる定印をほどいて右手の人差し指を大地に触れると地の神が現れ、さとりを証明し悪魔を退散したといわれています。
このときの身振りをとらえたものが降魔印(ごうまいん)です。そのかたちから触地印(そくちいん)とも呼ばれています。
この印は釈迦如来のほかに金剛界曼荼羅における阿閦如来にもみられます。


2011年05月24日

定印(じょういん)について


定印(じょういん)とは、深い瞑想にはいり精神・肉体ともに安定している状態をあらわした印で、釈迦が菩提樹の下で悟りをひらいたときのすがたがもとになっています。
そのかたちは左手を下にして、両手をお腹の下で重ね合わし、両手の親指の頭をつけたかたちです。

定印にはすべて形は同じですが、禅定印、阿弥陀定印、法界定印(ほっかいじょういん)の三種類があります。
それぞれ、禅定印は座禅のときの組み方、阿弥陀定印は阿弥陀如来の印、法界定印は胎蔵界曼荼羅の中の大日如来の印です。


2011年05月23日

施無畏印と与願印について


施無畏印(せむいいん)とは無畏(おそれのない状態)を人々に施すことをあらわした印です。
仏の救済のときに人々を安心させる印です。
そのかたちは手を上に曲げ、五指をのばし、手のひらを外側に向けたかたちです。

与願印とは仏の慈悲をあらわした印で、人々の願いを聞きその望みを与えることをあらわしています。
そのかたちは手のひらを外側に向け、五指をのばした状態で手を下にのばした形です。

このふたつの印は仏像では組み合わされて使用されます。


2011年05月22日

説法印(釈迦の五印)について


釈迦の五印とは釈迦のある特定の行為に伴う身振りから誕生したもので、説法印、施無畏印(せむいいん)、定印、降魔印、与願印の五つです。

説法印とは釈迦が教えを説くときの身振りをあらわしたもんです。初転法輪(釈迦の最初の説法)の姿をあらわしているので転法輪印との名もあります。
そのかたちは胸の前に両手を上げ、親指と小指以外の指で輪を作り、てのひらを上にあげたかたちです。
しかし釈迦も様々な身振りを使い説法を補ったので、そのかたちは必ずしも一定ではありません。


2011年05月21日

印(印契・印相)について


印とは仏像の手の組み方や形のことで、印という呼び名以外にも印契(いんげい)、印相(いんぞう)とも呼ばれます。
印はサンスクリット語でムドラーといわれ、「身振り」を意味し、もともと釈迦がなにかを行うときの身振りから生まれました。
しかし密教がおこると印の持つ意味もかわり、形式も厳しく規定されるようになりました。
密教では印をただの「しるし」と捉えず、内証(さとり)や誓願(ねがい)、功徳の表現と理解します。
つまり印を教理そのものをあらわすものと考えます。


2011年05月20日

菩薩のまとうものについて


菩薩の仏像は下半身を覆う布と、両肩を覆う天衣(てんね)とをまとっています。
また、菩薩像は如来像と違い釈迦の出家前のすがたをもとにしていますので、さまざまな装身具を身につけており、宝冠や首にかける瓔珞(ネックレス)、耳環、腕環、足環などを身につけています。
とくに宝冠はさまざまな種類があり、仏像の種類によっても異なってきます。


2011年05月19日

三衣(さんね)について


仏像は三衣(さんね)と呼ばれる衣をまとっています。
三衣とはその名の通り、三枚の衣で、それぞれの布をを下半身、胸まで、肩にかけます。
肩にかける大きな布の着方には通肩(つうけん)と偏袒右肩(へんだんうけん)の二種類があります。
通肩とは両肩を衣で覆う着方、偏袒右肩は左肩だけを衣で覆う着方です。
偏袒右肩は師や釈迦、目上の人に対して敬意を表すときの着方とされています。
ですので、釈迦より偉い人はおらず、通常釈迦如来像は通肩に作られます。


2011年05月18日

羂索(けんさく)について


羂索(けんさく)とはもともとインドの武器である、縄上の密教法具です。
煩悩を縛るとして重要な武器とされています。
持物としては不動明王・千手観音・不空羂索観音などが持ち、とくに不空羂索観音が最も優れた羂索を手にしています。


2011年05月17日

持物としての金剛杵について


金剛杵とはサンスクリット語でヴァジュラ・ヴァジラという古代インドの武器であり、密教やチベット仏教の法具のひとつです。
堅くあらゆるものを打ち砕くことから金剛(ダイヤモンド)の名を持ちます。
密教においてはとても重要な法具であり、煩悩を打ち砕くことをあらわします。
形には様々なものがあり、独鈷杵(両端が一本のもの)、三鈷杵(三又のもの)、五鈷杵(五つの又になったもの)などがあります。
仏像の持物としては不動明王をはじめとする明王が持つ持物です。


2011年05月16日

水瓶(すいびょう)について


水瓶(すいびょう)とはインドにおいて、もともと、僧侶が常に持ち歩く18種の持物のひとつで、水を入れる水筒のようなものでした。
仏像においては、千手観音や梵天が持物として持っています。
またサンスクリット語ではグンディといわれ、軍持(ぐんじ)とも呼ばれます。


2011年05月15日

法輪について


法輪とは釈迦の教えを象徴するものです。
もとは古代インドの円盤の形の武器を仏教の教えにたとえたもので、その武器が縦横無尽に転げまわり、敵を圧倒するように仏教の教えが理性の力によりあらゆるものを征服することを表しています。
故に仏教において教えを伝えることを転法輪というようになりました。


2011年05月14日

如意宝珠(持物)について


如意宝珠とはサンスクリット語でチンターマニ(思考・珠)といい、仏教において様々な霊験を表す宝の珠とされ、欲するものを自由自在に出し、苦しみを取り除くとされるありがたい珠です。
持物としては如意輪観音や地蔵菩薩、虚空蔵菩薩などが持つとされています。


2011年05月13日

錫杖について


錫杖とは先端に大きな輪のついた杖のことで、その大きな輪にはいくつかの小さな輪がついています。
錫杖は僧が危険や煩悩を振り払い、身を守るために使われ、またその音は乞食(食べ物のお布施を受けること)に来たことを告げる合図にもなります。
持物としての錫杖は地蔵菩薩のもつ持物としてよく知られています。


2011年05月12日

蓮華(持物)について


蓮華(蓮の花)は仏教の象徴的な存在の花です。
それは泥の中に生じ、泥に染まらない故、汚れることのない仏教の真理に例えられるからです。
持物としての蓮華は色や、満開(開敷)、半開、蕾(未敷)など咲き方によっても分けられます。
蓮華は菩薩、とくに観世音菩薩(聖観音)の持物とされています。


2011年05月11日

仏像の持物について


仏像が手にしている、様々な持ち物のことを持物(じもつ)といいます。
花や武器、薬壺、水瓶といったものが代表的な持物です。
持物はその仏・菩薩の性質を表すとともに、その仏像を見分けるための大きな手がかりとなります。
如来は通常、持物を持ちませんが、薬師如来は例外で薬壺を持っています。
菩薩は蓮華、水瓶、数珠、如意、宝珠などを持つものが多いようです。
明王は金剛杵、剣など多くは武器を手にしています。
天部は弁財天の楽器などさまざまなものを手にしています。 


2011年05月10日

頭光について


頭光には宝珠光、円光、輪光、筋光などの種類があります。
宝珠光とは如意宝珠をかたどったもので、上端が尖り桃の実のような形をしているものです。
円光とは円形の板の光背です。
輪光とは円形の輪の形をした光背です。
筋光とは円光などから発せられる光を放射状に表したものです。その形から傘御光とも呼ばれています。


2011年05月09日

拳身光について


拳身光とは立像、坐像の別なく仏像の全身を覆う光背のことです。
その多くは一枚の蓮華の花弁の形をかたどっており、蓮弁型拳身光と呼ばれます。
拳身光は船型光背、船御光とも呼ばれますが、仏教とかかわりの深い蓮華にちなみ蓮弁型光背といわれるのが最もふさわしいようです。
拳身光のヴァリエーションとして飛天光(飛翔する天女をあしらったもの)、千仏光(小仏を一面にあしらったもの)、不動明王などに多くみられる火焔光(燃え盛る炎を光背にしたもの)などがあります。


2011年05月08日

光背の種類について


仏像の光背には大きく分けて、拳身光(きょしんこう)と頭光(とうこう)の二つに分類されます。
またそれぞれをふたつ重ねたものもあります。この形の場合頭光を除いた身体の部分を身光と呼びます。
しかし身光だけを光背として持つ仏像はありません。


2011年05月07日

仏像の光背について


仏の身からでる光は仏の三十二相のひとつであり、丈光相といわれます。
この光を仏像の背景にあらわしたものを光背といいます。
初期の仏像では頭の後ろに円形を置いただけの簡素なものでしたが、時代がくだるに従い、いろいろな装飾が施されるなど、様々な形のものが作られるようになりました。


2011年05月06日

須弥座・鳥獣座


仏教世界の中心にある須弥山をかたどった台座を須弥座といいます。
仏壇一般を須弥檀というように、台座一般をさして須弥座という呼び名でもあります。

鳥獣座とは鳥や動物をかたどった台座で、密教の像に多くみられます。
普賢菩薩の像、文殊菩薩の獅子、孔雀明王の孔雀などがこの鳥獣座にあたります。


2011年05月05日

雲座・宣字座


雲座とは雲がたなびく様子を表した台座で、雲の上に蓮華がのっています。
阿弥陀来迎図によくみられるもので、雲の上を飛んで迎えにやってくる情景を表しています。

宣字座とは鬼子母神などがのる台座のことで、正面から見る見た目が漢字の宣の字に似ていることからその名が名づけられました。宣字座は古代インドの王座を模したものといわれています。


2011年05月04日

岩座・瑟瑟座・洲浜座


不動明王や多くの天部の仏像はごつごつとした岩の形をかたどった、岩座に乗ります。
この岩座を何本かの木を組み合わせ岩の形をかたどり形式化したものに瑟瑟座(しつしつざ)というものがあります。
またその他に波打ち際の岩を表した、洲浜座(すはまざ)などの台座があります。


2011年05月03日

蓮華座について


仏像の座る台座には、蓮華座が最も多く見られます。
蓮華座の基本的な形は奈良東大寺の大仏のものとされており、大仏座と呼ばれています。
形としては蓮の花弁が三重、五重、七重のものなど様々な種類があります。
また明王などが踏む、両足に別々の蓮華座を踏む踏み割り蓮華座というものや、蓮の葉が台座となる荷葉座というものもあります。


2011年05月02日

金剛座と獅子座


お釈迦様はインドのブッタガヤというところでさとりを開きました。そのさとりをひらいた菩提樹の下には今日でも四角い形の台座が残されています。
このさとりをひらいた場所のことを金剛座、金剛宝座といいます。
この言葉は具体的に台座の形をさすものではなくお釈迦様の座った場所を意味するものです。
また、お釈迦様は百獣の王獅子に例えられることから、その座った場所を獅子座ともいいます。


2011年05月01日
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